AI研修 初心者向け / 第5章: コンプライアンスとAI利用ガイドライン
公的指針と利用者の4つの責務
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社内ルールを確実に整備する上で、公的なガイドラインを土台に組み立てることは、法務やセキュリティ部門との合意形成を迅速にする極めて有効な方法です。
日本における代表的な基準として、総務省と経済産業省が策定した「AI事業者ガイドライン(第1.2版、2026年3月公開)」があります。この最新版では、AIエージェントの普及に伴うリスクに対応し、AIの「利用者」が果たすべき以下の4つの責務が追記されました。
- AIは自律的に動くため、定期的に操作履歴(ログ)の確認と報告を行うこと。
- 出力が社会や他人に重大な影響を及ぼす可能性がある場合、人間の判断を介在させる仕組み(ヒューマン・イン・ザ・ループ)を構築すること。
- 意図しないデータ漏洩を防ぐため、AIに扱わせるデータを必要最小限に抑える(データ最小化)こと。
- 将来的に生成物の保守や見直しが困難になるリスクを考慮し、社内にノウハウを蓄積すること。
これら4つの責務を全社ルールに落とし込むことで、強固なAIガバナンスを構築できます。

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