AI研修 初心者向け / 第5章: 組織の生産性を底上げするAI・DX推進
RAGで社内ナレッジを資産化する
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ベテラン社員の退職や異動に伴い、長年培われた属人的なノウハウや社内の専門知識が失われることは、多くの企業にとって深刻な経営課題です。これを解決する仕組みとして注目されているのが「RAG(検索拡張生成)」という技術です。RAGとは、一般的な生成AIに対して社内の固有データ(マニュアル、過去の提案書、社内規程など)を検索させ、その内容を根拠にして回答を作成させる仕組みを指します。
従来のキーワード検索では、言葉の表記揺れなどで欲しい情報にたどり着けないことが頻繁にありました。しかし、RAGを使えば「先月の〇〇案件で使った提案書テンプレ」といった自然な言葉の質問で、必要な情報に瞬時にアクセスできます。パナソニックコネクトでは、この仕組みを取り入れた社内AIアシスタント「ConnectAI」によって年間44.8万時間の業務削減を達成しています。社内データを学習させることで、新入社員でもベテランと同じように組織の「暗黙知」を引き出せるようになり、ナレッジの資産化と属人化の解消が同時に進みます。
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