AI研修 初心者向け第7章: 高度化するサイバー脅威とAI防衛

1万件の弱点を発見するAI防衛最前線

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AIが悪用されるリスクが高まる一方で、守る側の「盾」としてもAIは驚異的な能力を発揮しています。特に、システムの安全性の穴(脆弱性)を発見する領域では、すでに人間の能力をはるかに領駕し始めています。

ソフトバンクグループの孫正義社長は、OpenAI社の高度なAI技術を用いて自社グループのシステムをテストしたところ、これまでセキュリティチームが気づけなかった深刻な脆弱性が、なんと「1万件」も一瞬で発見されたと明かしました。孫氏はこれを「大変な危機」と受け止め、国内の重要インフラ企業へ優先的にAIによる診断サービスを提供する方針を示しています。

また、Google Chromeに13年以上もの間、誰にも見つからずに潜んでいた脆弱性が、AIの探索によって発見・修正されたという事例も報告されています。直近のアップデートでは過去23回分を上回るバグ修正が行われました。攻撃者がAIを使って爆速で弱点を突いてくる以上、防御側もAIを導入して弱点を発見し、瞬時にパッチ(修正プログラム)をあてなければ対抗できません。サイバー防衛は今、AI対AI of のスピード勝負という新たな局面に突入しています。


1万件の脆弱性を瞬時に発見するAIの図解

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